paris55’s diary

人生折り返し女子 プチ介護と日々の楽しみ

認知症一人暮らしの困り事、ガスコンロをどうするか。


f:id:paris55:20211204130416j:image

認知症の母は、一人暮らし。

現在、要介護2。

できること、できる能力を維持するために、自分でできることは、がんばっている。

近所に住む兄夫婦と、娘の私が介護中。

 

義姉Yちゃんのもとに、電話が入った。

コンロがつかない、らしい。

母は、都市ガスを使用中。

火が立ち消えたら、ピッピッと警報音がお知らせしてくれる。

場合によっては、ガスの大元がロックされる仕組み。

吹きこぼれや濡れた鍋底で、コンロの着火部が濡れても火は消える。

完全に乾くまで火はつかない。

 

どうやら、母がみそ汁を温めていて、吹きこぼし、火が立ち消えた模様。

耳の遠くなってきた母は、警報音に気が付かず、ロックされた模様。

Yちゃんが、大元を開いてくれて解決したが、そこで相談が始まった。

 

どうする?

兄は、「コンロを取り外そう」と言う。

えー…でも…。

今更、IHは使えないだろう。

多分使いかたを覚えられない。安いモノではないし、使わない可能性が高い。

 

母のルーティーン。毎朝、母は、お気入りの南部鉄瓶でお湯を沸かし、仏壇と自分の為にお茶を入れる。

そして私が行ったときに、一緒にごはんを作るのも母の楽しみ。

母はもともと料理が好き。一人で調理はできなくなってきたが、まだみそ汁は作れる。調子が良ければ、煮豆も作っていた。(この時は、一同感動)

ガスコンロをなくしてしまうのは、その楽しみを奪うことになる。

 

すでに寒い時分。

コンロのロックに備えて、せめてお湯を沸かせるようにしたいよね。

 

電気ポットも考えたが、高さがある分、転倒が心配。

保温機能が仇、やけどでもしたら大変だ。

 

そこで出てきた、電気ケトル。

私が塾で使っているものを、試しに持って行った。

 

母にとって、未知との遭遇。

使い方を教えても、しばらくすると

「これ、なに?」

と聞いてくる。

 

その度に使い方を説明して

「水を入れる」から「沸かす」まで実演練習。

「いいわね。便利ね。ありがとう!」

と喜んでくれるが、30分くらい?で

「これ、なに?」

が始まる。6回くらい繰り返してきたが、難しそう…。

 

念の為、使う手順を付箋を書いて、貼って帰った。

 

でも…、やっぱり使ってないみたい😂😂

母の生活習慣の中に「電気ケトル」はないから、定着しないんだろうなー。

 

アマプラで、倒れてもこぼれにくい電気ケトルを1台買ったから、とりあえずテーブルの上に置いておこう。

とりあえず、練習しながらがんばってみよう...‼