認知症一人暮らしの困り事、ガスコンロをどうするか。
認知症の母は、一人暮らし。
現在、要介護2。
できること、できる能力を維持するために、自分でできることは、がんばっている。
近所に住む兄夫婦と、娘の私が介護中。
義姉Yちゃんのもとに、電話が入った。
コンロがつかない、らしい。
母は、都市ガスを使用中。
火が立ち消えたら、ピッピッと警報音がお知らせしてくれる。
場合によっては、ガスの大元がロックされる仕組み。
吹きこぼれや濡れた鍋底で、コンロの着火部が濡れても火は消える。
完全に乾くまで火はつかない。
どうやら、母がみそ汁を温めていて、吹きこぼし、火が立ち消えた模様。
耳の遠くなってきた母は、警報音に気が付かず、ロックされた模様。
Yちゃんが、大元を開いてくれて解決したが、そこで相談が始まった。
どうする?
兄は、「コンロを取り外そう」と言う。
えー…でも…。
今更、IHは使えないだろう。
多分使いかたを覚えられない。安いモノではないし、使わない可能性が高い。
母のルーティーン。毎朝、母は、お気入りの南部鉄瓶でお湯を沸かし、仏壇と自分の為にお茶を入れる。
そして私が行ったときに、一緒にごはんを作るのも母の楽しみ。
母はもともと料理が好き。一人で調理はできなくなってきたが、まだみそ汁は作れる。調子が良ければ、煮豆も作っていた。(この時は、一同感動)
ガスコンロをなくしてしまうのは、その楽しみを奪うことになる。
すでに寒い時分。
コンロのロックに備えて、せめてお湯を沸かせるようにしたいよね。
電気ポットも考えたが、高さがある分、転倒が心配。
保温機能が仇、やけどでもしたら大変だ。
そこで出てきた、電気ケトル。
私が塾で使っているものを、試しに持って行った。
母にとって、未知との遭遇。
使い方を教えても、しばらくすると
「これ、なに?」
と聞いてくる。
その度に使い方を説明して
「水を入れる」から「沸かす」まで実演練習。
「いいわね。便利ね。ありがとう!」
と喜んでくれるが、30分くらい?で
「これ、なに?」
が始まる。6回くらい繰り返してきたが、難しそう…。
念の為、使う手順を付箋を書いて、貼って帰った。
でも…、やっぱり使ってないみたい😂😂
母の生活習慣の中に「電気ケトル」はないから、定着しないんだろうなー。
アマプラで、倒れてもこぼれにくい電気ケトルを1台買ったから、とりあえずテーブルの上に置いておこう。
とりあえず、練習しながらがんばってみよう...‼