paris55’s diary

人生折り返し女子 プチ介護と日々の楽しみ

すごく頑張っているんだけどね。

ナイトキャップ。最近夜寝る前のお楽しみはコレ。予想外の展開にドキドキ。大好きな乃南アサさん。この装丁も好き。

小さな田舎の塾でのボヤキ。最近多いなー。

今月に入って、二人の生徒が辞めた。😱😭

 

親身になって、指導してきたつもり。

彼女達の悩みに耳を傾けながら、励ましてきたけど。

指導する側として心の底からがっかり。そして辞められる事で、経営にも打撃。

この痛みは失恋のソレと似ている。

つまり、このボヤキは棄てられた女の嘆き。

 

「先生にはお世話になったけれど、なかなか成績が伸びなくて。本人もヤル気が見えないし。」

すみませんが、もうちょっと長い目でみて下さい。実際に勉強して身につけていくのはお子さんなので。

ヤル気を出させるのは塾の仕事、と言われたらそれまでですが、相手は人間、ましてや子どもなので、すぐには結果は出せません。

ヤル気が出るよう、お手伝いはできますが。週2回の指導だけではやっぱり無理です。お家のご協力もとても大切なんですが…。

 

「土日、補習し放題のところに移ります。」

すみません。小さい塾で、指導は一人でやっています。また、その日の学習内容は、家庭教師のように、お子さんと相談しながら決めています。その上で、学ぶべき内容はその日のうちに理解してもらって、宿題もお出ししていますが…。

 

「終わるのが遅くて、送迎が大変なので」

すみません。わかるまで指導したり、個別の悩みを聞いたりしていると、やっぱり少し遅くなります。指導が終わってから、お迎えのお願いメールをしているので、なんとかご容赦下さい。

 

「経済的にキツイので、安いところに移ります。」

すみません。私も家賃を払わねばなりません。スタッフの給与、塾の光熱費も払わねばなりません。そして私の生活費もかかります。これ以上安くできません。

 

頂いている金額以上の仕事をしないといけない。

そう思って20年走り続けた。

「小さくても、こんなにいい先生がいるって、他の人にも知ってほしい。」

卒業生の保護者の方からこんなメッセージを頂いたこともある。ありがたくて涙。

 

卒業生は、帰省の時にわざわざ顔を見せてくれる。だから、多分、そんなにひどい先生ではないと思う。たぶん。

 

みんな、すぐに結果が欲しくて、余裕がない。

特に保護者の方がそうなのかな?と思う。情報があふれる今、どこかに我が子の成績を上げてくれるミラクルな塾があると思って、探し続けるのだろうか?

昔流行った「自分探し」みたいに感じる…。

 

私は、塾生に将来「ちゃんと自分の足で歩いていける大人」になってほしくて、勉強や生きる上で大切だと思われる事を、粘り強く子供達に教えてきた。

 

昨日も、卒業生が実習のついでに顔を見せに来てくれた。とっても嬉しいサプライズ。お互い、頑張ろうねって約束したのに。早くも心は折れ気味。

 

認知症の母は言う。

「長い人生、色々あるから…。」

 

うん。私は選ばれる側だから、文句は言っちゃいけない。でもねー、お預かりする以上、私も一生懸命なのよね。ほんとに失恋の痛み、なのよね。

 

   ❤️😊最後まで読んでくださって、ありがとうございます。😊❤️