paris55’s diary

人生折り返し女子 プチ介護と日々の楽しみ

今ここにある危機 自分が不安

狛犬さん


去年11月初め、馴染みの美容院で円形の脱毛箇所、発見。

「Pさん、頑張り過ぎじゃないですか?

もうちょっと自分にやさしくしてあげないと。」

「自分の親だからね。一生懸命面倒みたいのは、当然ですよ。」

ベテラン美容師は、カットしながら労ってくれる。 

私は黙ったまま、涙が止まらなかった。

 

「ここはね、できやすいんですよ。」

と耳の後ろから少し襟足に寄ったところを鏡で見せてくれた、

500円玉位の楕円のハゲ。頭頂部近くに直径1センチ位のまあるいハゲ。

「あんまり気にせず、好きな音楽でも聞いて、ね。」

病院なんて行きたくない。

左足骨折も3ヶ月経って、ようやくとりあえず卒業したんだから。

 

そして年が明けて。

去年は、正月明けの右足骨折、9月に左足骨折、秋に円形脱毛。 

今年は穏やかに過ごせますように。

 

Yちゃんも久々に実家のお父さんに会いに行った。数日お泊り。

Yちゃんが安心して行けるよう、私は頑張らないといけない。

私だって、お正月休みを楽しみに年末がんばった!

母との時間を楽しめるように、と願っているけど、

もうすでに動悸が始まりかけてる。

認知症の母といると、動悸がしてパニックになりそうになる。

ささいなことで涙がこぼれたり。

やっぱり私、やばい??のかな…

 

数年ぶりに子供達がそろっての年末年始。

私はすごくすごく楽しみにしていた。

「お母さんが行くならが泊まるなら」

と子供達もとついて来たものの、私のキリキリした様子に

いたたまれなくて、一泊して実家に戻ってしまった。

子供たちだって楽しみに帰ってきたのに。

 

今日は「元日」って何十回言っても、画用紙に書いておいても、

覚えていられなくなった母。

一緒に初詣に行ったこと、一緒にお風呂に入ったことも、

終わってしまえば数十分で、綺麗サッパリ忘れている。

その他の動向を見ても、進行の速さを実感。

 

入所施設を、本格的に検討する時期ですよ。

かかりつけの先生にも、ケアマネさんにも言われている。

 

母といるのが、つらい。でも、母は私を待っている。

母のところに行かないと、私は罪悪感を感じる。

私は、母を心から愛している。

母の病気を受け止めて、認知症について自分なりに勉強した。

理性的に受け止め、上手に母と過ごしたいけれど、

それができない自分は、本当にダメな人間だと思っている。

ブログに書くことで、冷静に考えたいと思っていたのに。

結局、ブログを書くこともできなかった。

楽しみだったブログを読むこともできなかった。

 

ホントにやばいかもしれないな。

Yちゃんが優しいこと、夫が見守ってくれていることが救い。

今は、周りの人のために、自分のために穏やかに過ごしたい。

 

 

   ❤️😊最後まで読んでくださって、ありがとうございます。😊❤️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すごく頑張っているんだけどね。

ナイトキャップ。最近夜寝る前のお楽しみはコレ。予想外の展開にドキドキ。大好きな乃南アサさん。この装丁も好き。

小さな田舎の塾でのボヤキ。最近多いなー。

今月に入って、二人の生徒が辞めた。😱😭

 

親身になって、指導してきたつもり。

彼女達の悩みに耳を傾けながら、励ましてきたけど。

指導する側として心の底からがっかり。そして辞められる事で、経営にも打撃。

この痛みは失恋のソレと似ている。

つまり、このボヤキは棄てられた女の嘆き。

 

「先生にはお世話になったけれど、なかなか成績が伸びなくて。本人もヤル気が見えないし。」

すみませんが、もうちょっと長い目でみて下さい。実際に勉強して身につけていくのはお子さんなので。

ヤル気を出させるのは塾の仕事、と言われたらそれまでですが、相手は人間、ましてや子どもなので、すぐには結果は出せません。

ヤル気が出るよう、お手伝いはできますが。週2回の指導だけではやっぱり無理です。お家のご協力もとても大切なんですが…。

 

「土日、補習し放題のところに移ります。」

すみません。小さい塾で、指導は一人でやっています。また、その日の学習内容は、家庭教師のように、お子さんと相談しながら決めています。その上で、学ぶべき内容はその日のうちに理解してもらって、宿題もお出ししていますが…。

 

「終わるのが遅くて、送迎が大変なので」

すみません。わかるまで指導したり、個別の悩みを聞いたりしていると、やっぱり少し遅くなります。指導が終わってから、お迎えのお願いメールをしているので、なんとかご容赦下さい。

 

「経済的にキツイので、安いところに移ります。」

すみません。私も家賃を払わねばなりません。スタッフの給与、塾の光熱費も払わねばなりません。そして私の生活費もかかります。これ以上安くできません。

 

頂いている金額以上の仕事をしないといけない。

そう思って20年走り続けた。

「小さくても、こんなにいい先生がいるって、他の人にも知ってほしい。」

卒業生の保護者の方からこんなメッセージを頂いたこともある。ありがたくて涙。

 

卒業生は、帰省の時にわざわざ顔を見せてくれる。だから、多分、そんなにひどい先生ではないと思う。たぶん。

 

みんな、すぐに結果が欲しくて、余裕がない。

特に保護者の方がそうなのかな?と思う。情報があふれる今、どこかに我が子の成績を上げてくれるミラクルな塾があると思って、探し続けるのだろうか?

昔流行った「自分探し」みたいに感じる…。

 

私は、塾生に将来「ちゃんと自分の足で歩いていける大人」になってほしくて、勉強や生きる上で大切だと思われる事を、粘り強く子供達に教えてきた。

 

昨日も、卒業生が実習のついでに顔を見せに来てくれた。とっても嬉しいサプライズ。お互い、頑張ろうねって約束したのに。早くも心は折れ気味。

 

認知症の母は言う。

「長い人生、色々あるから…。」

 

うん。私は選ばれる側だから、文句は言っちゃいけない。でもねー、お預かりする以上、私も一生懸命なのよね。ほんとに失恋の痛み、なのよね。

 

   ❤️😊最後まで読んでくださって、ありがとうございます。😊❤️

 

足折れて寝冷えに苦し金木犀

キンモクセイ。香りに励まされます。

ようやく土曜日。お休みでホッ。

骨折してから今日で20日あまり。

足底板のおかげで、松葉杖も外れつつある。

ずっと面倒を看てもらっているので、手が出せない分は

口も出さないことにしている。私の処世術。

以下、心の声。

 

でも、洗濯…。

夫くん、忙しくて、干すのが大変だからね。

干し忘れがあっても仕方ないね。

ハンカチとか小さいモノは特に忘れちゃうね。

ありがとう。

 

でも、食事…。

お義母さん、わたし、お腹こわしてて、おとといから、

あんまりご飯が食べられないの…。

天ぷらとか揚げ物とか、ホント今だめなんだけど。

いえいえ…。気にしないでいいの。

手のかかる嫁で、ホントごめんなさい🙏

足は折って家事できないし。仕事の送迎もさせるし。

勝手に寝冷えして、お腹こわしてるし。

自分でお粥作ります。できます。

はい。ヤル気の問題ですよね。

 

掃除…。

みんな、忙しいからね。ホコリでは死なないし。

 

夫もお義母さんもホントによくしてくれてるんだけど。

ごめんなさい。

あー!早く治さないと!!

手のひらを太陽に当ててみました…。

 

   ❤️😊最後まで読んでくださって、ありがとうございます。😊❤️

 

 

 

 

 

いい経験になってるよ。骨折して初めてわかること。

コスモス。毎度の雑な撮影ですが、風に揺れている姿に癒されます。

お彼岸に、夫の方のおじ夫婦が来た。

現在、ガンの闘病中の穏やかなおば。

手作りのイチジクジャムをくれたり、お互いバラが好きだったり。

私は結婚当初からこのおばには親しみを感じていた。

松葉杖の私に、おばがうなずきながら、

「いい経験になってるねぇ☺️」

とニコニコして声をかけてくれた。

 

うん。本当に。

いつも元気だと、病気とかで心細い気持ちに気づかない。メンタルで弱っているとき、前向きな言葉がしんどいのと似てるかな?

でも、多分、かみ合わない人に同じ事を言われたら、カチン!ときてるに違いない。

本当に良い経験だ。

病院にて(初診)

中足骨骨折。ジョーンズ骨折とも言うらしい。アスリートに多いとか。

小指とかかとのちょうど真ん中、土踏まずのカーブの足のふちに近いところ。

レントゲン写真では、パキっと折れていた。

全治1か月半から2か月とのこと。

すこし大きな?骨折は、すぐにギプスで固定するものだと思っていたのに。

ギプス使用もあるが、衛生面から考えると足底板を使う方がメリットが大きいらしい。

ギプスだと洗えないから、かゆくて耳かきとかつっこんでバリバリかいてしまい、皮膚ボロボロ…になりがち、らしい。

 

足底板(ソクテイバン)とは、簡単に言うとインソール。

義肢製作所で作ってもらった。

型取りから始まり、完成には一週間近くかかる。

費用は3万円近く。😳💦💦後から申請すると保険で

返ってくるとのこと。それでもやっぱりトホホ。😱

 

寝室は二階なんですが…

と先生に言ったら、

「何とか下の部屋で寝起きして下さい。

松葉杖での階段は危険です。

これでまた落ちたら目も当てられませんよ。」

確かに…😱😱😭😭。

「できるだけ早く足底板を作りに行って下さい。

折ったほうの足がつけるようになると生活が楽ですから。」

その日のうちに作りに行った。

義肢製作所にて

義肢製作所の職人さんは、まだ若い男性。

義肢製作所にはこれまで縁がなく、お仕事に興味津々…。

通された応接室には、たくさんの義足が並んでいた。

足が汚れないようにラップでくるんで、石膏を染み込ませたシートを濡らして足を包み、型を取る。

見れば、職人さんの腕には大きな火傷の痕が…。

「高温の樹脂を固めて作るんですが、自分がどんくさくて」

と笑っておられた。そして

「できれば、僕らには会わずに暮らせれば、それが一番です」

との言葉が心に残った。使う人のことを思って一生懸命作っておられるんだ、と分かると、値段は相応だ。

足底板の調整(診察2回目)

そして5日後、足底板、完成。

片足で30,000円。その価値は十分!松葉杖は離せないものの折れた足のカカトがつけるようになった。

足底板ができるまでの間、松葉杖生活がどんなに大変か、身にしみていた。段差の昇降でさえ最新の注意を払っていたので、階段なんて,,,!足底板バンザイ😂😂!

お世話になりました。ありがとうございます!!

診察(3回目)

まだ運転できなくて夫が付き添ってくれた。

痛み止めと胃薬服用2週め。

先生はレントゲン写真を見ながら、

「2週間後にくっついているといいですね。たまに、くっつかない方がいて、そうなると手術してピンを入れます。まあ入院もしますねぇ。」

思い切って聞いてみる。

「早く治したくて、コラーゲンとカルシウムのサプリを摂っていますが、効果はありそうでしょうか…」

軽く笑いながら

「あ~、カルシウムの吸収には、ビタミンDが必要です。一番安上がりなのは日に当たることですね。日焼けがイヤなら、手のひらを15分位日に当てるだけでもいいですよ。活性型ビタミンDが増えますから」

そこで、私は素朴な疑問をぶつけた…。

「あの~、折れた患部を日に当てるといいとか、ありますか?」

ぶっ!wwwwww

そばにいたナースが吹き出した。😳😳

あー、そうですよねー。

そんなことあるわけないですよねー。

いやいや…。何とか早く治したくて…。

喜んで頂けてよかったです😂🤣

 

私のいい経験の途中経過です。

骨折された方の参考になれば…。

 

   ❤️😊最後まで読んでくださって、ありがとうございます。😊❤️

 

 

 

 

「もう年なんだから」と言わないで 自由なおばさんになりたくて。

骨折した妻へのいたわり昼ご飯

 

 

世の中に、かみ合わない人という人は、必ずいる。

できれば接触したくないけれど。

私の骨折を知ると、その人は心配?しながら?

「もう年なんだから」を私に繰り返した。

 

いやいや…、私はあなたより年下なんだけど。

そりゃあ、若い頃に比べれば、

体力は落ちてる。筋力も落ちてる。

顔だってたるんでる。白髪だって…。

 

だけど…

「もう年なんだから」って言葉を、私に言ってもいいのは私の身内(しかも年上)か、気心の知れた友達だけ!

 

私が高校生のとき、かっこいい大人になりたかったな。生き方が顔に出ている感じの。

現実の私は…、

仕事と家事とぷち介護の日々。

今なんて絶賛骨折中。

日々の疲れが顔に出てる、どこに出しても恥ずかしくない立派なオバサン。

五十肩が治るのに一年半かかり、今ようやく両腕が上がるようになった。(やった!バンザイできる!)

肝斑とシワと乾燥肌に悩み、小さい文字が見えにくくなった。あら?モスキート音が聞こえない?

 

20年以上前、子供が生まれてから、自分の時間はほぼなくなった。

慣れない母親業の最中、先輩ママに言われた。

「子供の手が離れる頃は、介護が待ってるのよ〜」

聞いたその時は、仕事育児家事で毎日目が回るほど忙しくて、先のことを気にしている余裕はなかった。

 

そして、子供達が成長し、家を出るころ

ほんとに待っていてくれた介護(笑)。

「時間が有限」と実感したとき、やっぱり焦った。

誰かのためだけでなく、自分のためにも生きないと。

自分の残りの人生をどう生きたいか、考えないと。

それ以来スキあらば、どんなに短い時間でも、

どんなささいな事でも、自分のために楽しむようにしていいる。

 

認知症の85才の母は、口紅を塗りながら言う。

「年を取るとそれでなくても汚らしくなるんだから。身だしなみはちゃんとしないとダメよ。」

 

ハイ。そうですね。女は灰になるまで。

私は立派なおばさんになった。

おばさんになった分、その分自由にもなっている。

図々しさも、厚かましさも、軽々乗り越えて

自由なおばさんになりたい。

 

   ❤️😊最後まで読んでくださって、ありがとうございます。😊❤️