paris55’s diary

人生折り返し女子 プチ介護と日々の楽しみ

田舎の小さな塾から 学校の先生って大変

夏休みに訪れた勝山の教会

 

台風通過直後で、学校は休校。塾は夜だから、指導することにした。

 

コロナ休校に台風休校…。

学校は授業が進まなくて、本当に大変だろうなァ。

このまま授業時間が足りなければ、

教科書の基本内容をちゃちゃっとやって、おしまい!になりそう。

前回の中学生の定期テストでは…、

テスト前日に、学校授業がテスト範囲をやっと終えた。

そして翌日、そのままテスト。しかもこれって珍しいことじゃない。

多分、多くの学校の先生は、「行ける生徒はみんな塾に行ってくれ!」

って思っているのではなかろうか?

 

全国学力調査とか平均点が低ければ「学校は何をやってるんだ」と批判される。

定期テストとか平均点が高ければ差がつきにくくて、評価しづらい。

加えて受験生は、本番に向けての実力が養成しづらくなる。

学校の先生って、保護者対応とか部活動とか本当に激務。

先生の働き方を根本的に変えないと、学校教育は崩壊してしまう。

 

学校は「集団生活を学ぶ場」「勉強する場」だけれど。

保護者・生徒は「学校は勉強をできるようにしてくれる場ではない」

とわかっておくべきだ、と個人的に思っている。

勉強に関して「学校は子供を評価する場所」だと理解しておかないと、

後で慌てることになる。

「学校は、文科省の作成したカリキュラムに沿って、授業をし、

テストし、評価し、を繰り返して一年で指定の教科書を終える場所」と

私は割り切っている。

 

中学の校長を務めている友人は、部下の教員には、

 「子供たちの成績が上がるのは塾で学んでいるからであって、

 自分の力だとうぬぼれてはいけない。」

と言っているらしい。脳科学的にも、ごもっとも。

わかりやすい授業を研究するのはもちろん大切だが、

人間の脳は「忘れるように」できている。授業後の学習の質が決め手。

 

私も、教育業界の末端で22年、自分なりにがんばってきたつもり。

教え子たちには、自分で、自分の人生を歩いていく力を身につけてほし

くて指導してきた。卒業生は、今もたまに顔を見せてくれる。

その中に、中学の先生を目指し、その夢はかなったのに。疲れ果ててや

めざるを得なくなった教え子がいる。

 

教員という仕事は、子供の減少と仕事のキツさから学生からの人気は

下がっている。

ハードルが下がるから、教員の質も下がる可能性、特大。

激務で疲弊。良いパフォーマンスなんて望めない。

それはそのまま、子供たちへ降りかかる。

 

国賓まで呼んでしまった今、やめるなんて無理だろうけど

国葬なんかするお金があったら、もっと人への投資にまわしてほしい。

大学の研究費にまわすとか、生活困窮者への支援とか色々あるでしょ?

 

毎月毎月の物価上昇が原因か、私の指導が悪いのか、塾の生徒は減少傾向。

焦ってもしょうがないけど、生きていかなくてはいけないから。

できることをがんばるしかない。

もしかして「堪え難きを堪え」なくてはいけない局面に向かっている?

と思うと、こわい。

 

   ❤️😊最後まで読んでくださって、ありがとうございます。😊❤️