paris55’s diary

人生折り返し女子 プチ介護と日々の楽しみ

コロナ禍の在宅介護 母の骨折


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母が骨折した。

7月最後の日曜、実家で母が訴える。

「背中が痛いの。どうかなってる?」

転んで、どこかにぶつけたのかも?と見てみるけど、見た目は異常なし。

それから2日後、痛みが強くなるようなので受診。

背中側右側の肋骨「自然骨折」と診断された。

自然骨折…?骨密度が足りない?わけではないらしい。

湿布と痛み止めと固定ベルトで、1ヶ月養生とのこと。

 

この春以降、認知症が進み?短期記憶が残りにくくなっている母は、なぜ痛いのかを忘れてしまう。

「背中が痛いの。どうにかなってるのかな?」

と何度も訴える。その度、骨折していることを伝え、紙にも書いて貼っておく。

でも、基本的に一人暮らしの母は、我々の見ていないところでベルトは外している。

そして、私達はベルト探しをすることになる。ま、暑いし、窮屈だしね。

 

骨折をきっかけに、高齢者が「歩けなくなって寝たきり」とよく聞く。

だから、無理のない範囲で、母が歩いてくれるのは喜ばしいこと。

家の中を、固定ベルトを探して歩くと、母の動きも見える。

 

母は、自分で洗濯して干すこともできるし、まだまだなんとか大丈夫。

自分のことを自分でしようと意欲があることが嬉しい。

 

そうして1週間が過ぎた頃、Yちゃんから連絡。

一人暮らしの息子(私のおい)が、陽性になった、と。

別居していても頻繁に会っているので、yちゃんも他の家族もみんな濃厚接触者。

 

もしも、Yちゃんが陽性になったら…。

母の介護はどうなる?

7日のうち、ほぼ6日はyちゃんが介護しているのに。

以下、計画。

まず、私が実家に泊まり込む。

私の仕事は昼頃から夜9時過ぎだから、母の晩ごはんがどうにかなれば、寝る前の薬は飲ませられる。

骨折の痛みが落ち着くまでは、デイサービスをお休みするだろうし…。

お盆休みまでなんとか持ちこたえれば、休みに入れば私が面倒を看られる。

陰性が確定し、行動制限が解けるまでは、できる無理はしないと,,,。

動ける者で何とかするしかない。

 

ちなみにワクチンを3回接種済みの甥は、喘息持ちのため?きつい症状だった。

「これで軽症なの??って思ったよ,,,」とyちゃん。

「呼吸が苦しい」と甥が、yちゃんにアパートから電話してくる。

yちゃんはどうしたらよいか、方々に電話。

かかりつけ医は、「陽性者は診られないから、保健所に電話してくれ。」

保健所は、「かかりつけ医に相談してくれ。」

どっち??ねえ、どっちいー??(涙)

陽性者の急増する第7波の最中。現場も混乱してるんだろうけど。

もう2年も経ってるのに。

 

幸い、2回のPCRの結果、おい以外は全員陰性。ほんっとによかった…。

母が感染したら、どんなことになるのか。ぞっとする。

介護を必要とする家族がいる場合、介護する側の健康は不可欠。

どんなに気をつけても、どこで感染してしまうかわからない中で、改めて日常の「もろさ」を実感。

保健所のいう行動制限が明けるまで、私は実家に泊まり込み。

実家から仕事に向かった。

お盆休みも泊まり込み。

行動制限が明け、yちゃんは母の介護に復帰。甥も無事に、社会復帰。

 

こまめな消毒と換気は、田舎の小さな塾の経営を圧迫。

仕事が増えて辟易していたけれど、そんなことは言ってられない、と反省。

 

9月になった今、母はすっかりお忘れです。

めでたし、めでたし。

 

   ❤️😊最後まで読んでくださって、ありがとうございます。😊❤️