自己分析って、どうするの?就職講演をしていた私から伝えたいこと。
以前、就活の基本は、
とにかく自己分析が大事!
と書いた。
今回は「どうやって」自己分析するか、私なりに考えてみたい。
ネット上には、就活ノウハウもあふれている。
昔、就職講演をしていた私が、もう一度「就活する」という視点で書きたい。
就職活動で「自分という人間」を伝えるために、自分を知る事から始める。
これまでの自分とこれからの自分を、
1枚のシートに、地図のように描こう。
可視化することで、この先のエントリーシート、面接でつまづかないようにできる。
まずは、お手軽に就活サイトで、自己分析。
次に「これまでの自分」を掘り下げる。
A4とかA3とか一枚の紙に、落書き気分で自由に書いてみる。
・自分年表(自分の経験)
・自分自慢
・これまでで一番?嬉しかったこと、がんばったこと、つらかったこと
できれば、、一言理由も添える。
・自分が好きなこと、嫌いなこと
行動、食べ物、映画、本、何でも。
コロナで行動を制約されて、思うような華々しい事はできなかったかもしれない。
でも、その制約された日々の中でしたこと・思ったことが必ずあるはずだ。
「したかったけれど、できなかったこと」を書いてもいい。
「自由に活動できるようになったら、してみたいこと」でもいいかな?
自由にいっぱい書いたら、ちょっと俯瞰してみる。
これまでの自分を伝えるために「足りないものはないか」見直してみる。
そして、
自分以外の人に見せるために、シート(A4かA3)に整理してみる。
左側半分から2/3に、「これまでの自分」をまとめる。
それから。
家族や信頼できる友達に、「自分」について聞いてみる。
AIの結果も見せながら、「どう思うか」聞いてみてもいいと思う。
自分ではあまり評価してなかった自分の一面を見つけたら、シートに加える。
さらに、シート残りの部分に「これからの自分」を書き加える。
・どんな大人になりたいのか。
・どんな生活を、人生を送りたいのか。
・仕事を通じて、自分はどんなことを、何をしたいのか。
あまり先のことをイメージするのは難しいなら、5年先までを考えてみる。
合わせて、
働くにあたって、自分の中で外せないポイントも書き出してみよう。
業務内容、給与、勤務地、勤務時間、平均勤続年数、福利厚生とか。
私は
「人は働くために生きているのではなく、生きるために働く」
と思っている。
就職後のミスマッチをなくすためにも、
現時点でよいから、自分なりの人生設計図を描こう。
ここまでの作業で、自己分析は、ある程度形になってくると思う。
大きい紙に「これまでの自分」「これからの自分」を書き出す。
「自分」についての多くの情報から、抽出した「自分」を可視化することで、
自分を伝える際に、ブレが少なくなると思う。
自分の興味、関心のある業界・企業をピックアップして、
業界研究、企業研究を本格的に進めよう。
ここで必ず役立つのが学校の就職部。
OB・OG訪問がしにくい現状。
就活についての、多くの確実な情報が集まっている。
1人で悩むより、不確かな情報に迷うより、絶対に利用するべき。
それから、研究室の先生が頼りになるなら、ぜひ相談するべき。
企業研究の中で、企業側の求める人物像が自分に合っていると思えば、
エントリーしよう。
周りの友達が「内定」をもらい始めると、本当にあせる。
うまくいかない時は、
1:学校就職部やゼミの先生に早めに相談する。
2:希望する業種や、会社の規模を広げる。
3:自己分析を見直す。
これらの対策で、乗り越えてほしい。
やっぱり、あまり斬新なことは書けなかったなあ。
でも、誰か一人にでも役に立てたならとってもありがたい。
「すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなる。」
伝説の国語教師、橋本武先生の本の中で出会った言葉。
あなたの努力は無駄にならないから、がんばってくださいね。
あなたは、絶対に社会に必要な人だから。
応援しています。